「うちの子、全然しゃべらなくて。いつになったら話せるんだろう。」
SNSや、放課後等デイサービスや児童発達支援の現場で働いていると、こういうことばを見聞きします。
発音がはっきりしない。
お友達とのやりとりがうまくいかない。
言葉は増えてきたけれど、同年代の子と比べると少し気になる。
読み書きに苦手さがあるように見える。
保護者の方は日々お子さんの様子を見ているからこそ、小さな変化や違和感に気づきます。
けれど、その気持ちをどこに相談したらよいのかわからず、一人で抱え込んでいる方も少なくありません。
「様子を見ましょう」と言われ続けて
ある保護者の方は、お子さんの発音について、長い間気になっていたそうです。
一歳半健診で相談したこともある。
保育園や幼稚園の先生にも聞いてみたことがある。
それでも返ってくる言葉は、
「様子を見ましょう」
でした。
もちろん、成長とともに改善することもあるので、その言葉自体が間違いというわけではありません。
けれど保護者の方は、
「私が気にしすぎなのかな」
と思いながらも、
「やっぱり気になる。今なにかしてあげたい」
という思いを抱え続けていたそうです。
その方からこんな言葉をいただきました。
「ことばの発達が気になっていたのに、今までどこも見てくれる人がいなかったので先生に出会えてありがたかったです。」
私はこの言葉がとても印象に残っています。
なぜなら、この方が求めていたのは特別なことではなく、
「気になっていることを専門家と一緒に整理する時間」
だったからです。
「伝わるって楽しい」ことに気づいたお子さん
また別のお子さんは、人とかかわるのが好きで、いつもにこにこしてご家族と過ごしていたそうです。
でも、発音が伝わりにくいことで、初めて出会うお友達に
「何て言ったの?」
と聞き返されることが多く、しょんぼりしていたそうです。
私がお家で出来ることや事業所で出来ることをお伝えし、
少しずつ練習を重ねる中で、周囲に伝わる経験が増えていきました。
すると保護者の方から、
「最近お友達と話すようになったんです」
と教えていただきました。
さらに
「滑舌の練習をするようになって、伝わるのが楽しいようで、たくさんお話をしてくれるようになりました。」
という言葉をいただきました。
もちろん、発音を改善することだけが目的ではありません。
けれど、自分の言葉が相手に伝わる喜びは、コミュニケーションの大きな力になります。
私はその姿を見て、改めて支援の意味を感じました。
言語聴覚士ができること
言語聴覚士は、ことば・コミュニケーション・発音・読み書きなどを専門とする国家資格です。
例えば、
発音の誤りが年齢相応か
ことばの理解や表現に課題があるか
読み書きの苦手さの背景に何があるか
ご家庭でどのような関わりができるか
声以外のコミュニケーション手段はあるか
といったことを整理しながら、お子さんに合った支援を一緒に考えていきます。
すぐに訓練が必要な場合もありますし、年齢にあわせて、家庭での関わり方を工夫しながら様子を見られる場合もあります。
大切なのは、「今どのような状態なのか」を知ることです。
私がこの記事を書こうと思った理由
私は言語聴覚士として働く一方で、一人の子どもを育てる母親でもあります。
実際に、自分の子どもを通じて、一歳半検診や三歳児検診、就学前検診を経験しました。
ただ検査で何をみるのか内容を知っていたり、ことばや運動発達について、知識があったことで不安は比較的少なかったです。
しいていうならば、この子食べ過ぎかな?とかそういうところでした。
逆に、もし言語聴覚士ではなかったとしたら。
自分の子どものことで気になることがあったら、何をされるか不安だし、もし発達の遅れがあったらどうしよう、どこに相談したらいいのかと思います。
まして、私の住む地域は田舎で、いわゆる療育機関は少なかったりします。
なので、まずは選択肢を知りたいと思います。
どこに相談できるのか。
何ができるのか。
どんな方法があるのか。
そうした情報を知った上で判断したいと思うのです。
だからこそ、「こんな相談先もありますよ」という情報を必要としている方に届けたいと思っています。
自費相談という選択肢
医療機関や行政、学校、園などの支援はとても大切です。
一方で、
受診するほどなのか迷っている
まずは専門家に話を聞いてほしい
今の状況を整理したい
相談先が見つからない
という方もいらっしゃいます。
そのようなとき、自費で言語聴覚士に相談するという方法もあります。
まだあまり知られていない選択肢ですが、必要な方にとっては一つの助けになるかもしれません。
地域によっては、「ことばの相談室」という名前で開業している言語聴覚士がいるかもしれません。
ご相談について
現在、私自身、対面やオンラインで保護者向けの個別相談を行っています。
こんな方におすすめです
ことばの発達が気になる
発音が気になる
読み書きの苦手さがある
学校や園との関わり方に悩んでいる
受診や支援利用について相談したい
ご相談内容
お子さんのご様子やこれまでの経過を伺いながら、
現状の困りごとを整理
困りごとの背景の整理
ご家庭でできる関わり方
今後考えられる支援の方向性
などについてお話しします。
料金
・初回相談(60-90分):18,000円
ヒアリング、評価、資料まとめ、LINEフォローを含みます。
・2回目以降の相談(60分):14,000円
こちらは不定期でご利用の場合
【初回相談後の流れ】
①経過観察の場合
「〇〇の点について、この期間様子をみてください。」というよう詳細をお伝えし、一定期間後、ご連絡させていただきます。
②定期継続トレーニング実施の場合
初回相談後、改善が見込まれる期間や回数をご提案し、ご納得いただいた上で正式契約となります。
なお、料金に関しましては、その方にあった期間や回数、対面の場合は交通費を合わせてお伝えします。
一例)月2回(2週間に1度程度)×3か月プラン 48,000円
ヒアリング、評価、資料まとめ、LINEフォローの他、家庭での自主練習プログラム作成を含みます。
※注意事項※
・医師ではないため、確定診断はできません。
・医療行為ではありません。
最後に
「このまま様子を見ていていいのかな」
「誰に相談したらいいのかわからない」
そんな思いを抱えている保護者の方へ。
お子さんのことばや発音、読み書きについて、一緒に整理しながら次の一歩を考えるお手伝いができればと思っています。
必要な方に、この情報が届きますように。
こえとかおのトレーニング モイこえ
認定言語聴覚士(成人発声発語障害領域)
代表 ゆみ
お問い合わせはこちらからお願いします。




「様子を見ましょう」と言われながらも、日々の小さな違和感を一人で抱え込んでいる保護者の方にとって、専門家と一緒に現状を整理できる場があるというのは本当に心強いですね。病院を受診すべきか迷う段階や、身近に相談できる療育機関が少ない環境でも、自費という形で気軽に話を聴いてもらい、今できる具体的な工夫を知る選択肢があることは、大きな安心に繋がると感じます。